努力と我慢はちがう
努力と我慢って、感覚的に似ていると思うんです。
心に圧がかかるっていうか。
ど‐りょく【努力】の意味 出典:
[名](スル)ある目的のために力を尽くして励むこと。
が‐まん【我慢】の意味 出典:
-
耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。
辞書を調べると言葉の違いは明白です。
目的があるかないか。
励むのか、耐えるのか。
ポジティブか、ネガティブか。
でも、努力も我慢も、
実際に心に感じているその瞬間は、言葉にしなければ、ただの「圧」。
だから、
間違えてる人がいっぱいいると思うんです。
いつのまにか混同しちゃう。
混同しちゃうとどうなるかというと、
正反対の性質のものが同質に感じられるので
大げさに言うと道を間違えます。
努力するはずが我慢し続けると
プラスにいくはずだった道がどんどんマイナスに進むので
戻るのに2倍の道のりを帰らなければならないのです。
たとえば、イジメを笑顔で乗り切るのは努力ではありません。
嫌いな会社に毎日行くのも努力とは言わない。
努力というのは、それ自体が100%ポジティブな性質なので
そもそも「嫌い」というワードと共存しないのです。
でも、世の中、頑張っちゃう人多いですよね。
でも、いくら頑張っても、目的なき我慢は努力とは結び付かない。
自分のためにはなりません。ただ、傷つくだけ。疲れるだけ。
※目的のある我慢は短期的には必要なこともありますよね!ダイエットとか。
傷ついた心をフラットに戻すまでに時間がかかります。
本来、そのパワーを努力として使っていればたどり着いていた目標地点までは
さらに同じだけの時間がかかります。
人生は期限が区切られているのだから
我慢してまで、傷ついてまで嫌な奴のために無駄にする必要はないと思うのです。
だからこそ
自分の今の心の中の「圧」が
「努力」なのか「我慢」なのか。
明確に言葉にして整理することが大切。
言葉は人生を整理してくれます。
心を整理してくれます。
もし、今あなたの状況が
努力ではなく、我慢だとしたら。
逃げてもいいんだよ、って結論が出ると思います。