息子がいじめられて気が付いたこと②
■イジメに気付いた時の一番の盲点とは
前回は、息子がこんな内容でイジメられました~
ということを書きました。
こんな内容を聞きますと、善良な人たちはわりと真っ先にこう思うんですね。
「そんなにいじめられるなんて、息子君にも問題があったんじゃないの?」
これな…!!
善良な人だからこそ陥ってしまう最悪のパターン。
弱り切ってる子羊にトドメの一発を鞭打つ言葉ですね。
これがあったからこそ、息子も私もひどく傷つきました。
第一、学校の先生がこう言ってたから…!
(息子に何か悪いことがありますか?と聞いた際に…)
「う~ん…(考えて) あ! 授業中に、手をピンピンに挙げます!!」
は?何が悪いの?
まあ、先生のことは置いといて…
でも、いい人だからこそこういう想いが浮かんできてしまうという側面もある。
だってその人にとって、いじめっていう状況は普通じゃないから。
「普通」なら、「みんな仲良く」するし、「嫌がらせ」も「無視」もされない。
なのに、「嫌がらせ」や「無視」があるってことは、
そもそもが「普通」じゃないんじゃないの?
こういう思考回路は、まあ、ごく一般的です。
かくいう私も思いました。
そんなに煙たがられるなんて、息子に何か悪いところがあるに違いない、と。
まずはそこを直さなければ、相手を糾弾することだってしちゃいけないんじゃないか。
そして、相談する先々でもママ友に
(ママ友にですよ?!)言われます。
「息子君に空気の読めないところってなかった?」
これ、今思えば殺したいくらいの失言ですが、当時は受け入れなければいけないと思って聞いていました。
でも、今思えばやっぱりいじめに理由なんてないんですよね。
だって、いやなところや許せないところがあったとしても、それが正当な理由ならLINEで血祭りにあげたりしないですもん。